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ヤン・ハマー(Jan Hammer、1948年4月17日 - )はチェコスロバキア出身の作曲家、ピアノ奏者、キーボード奏者及びドラム奏者。ハマーが最初に人々に知られるようになったのは、1970年代前半にマハヴィシュヌ・オーケストラでキーボードを担当した時だった。そして1980年代には、テレビ番組「マイアミ・ヴァイス」のテーマ曲や「クロケットのテーマ」、あるいは映画音楽を制作し著名となった。演奏家として、また同時にプロデューサーとして活動を続け、後に映画制作にも携わるようになった。 ハマーは、その時々の時代の、最も影響力を持った、ジャズあるいはロックのミュージシャン達と共演してきた。ジョン・マクラフリン、ジェフ・ベック、アル・ディメオラ、ミック・ジャガー、カルロス・サンタナ、スタンリー・クラーク、トミー・ボーリン、ニール・ショーン、スティーヴ・ルカサー、エルヴィン・ジョーンズといったミュージシャン達である。 ハマーは少なくとも14の映画の独創的なサウンドトラックを作曲・制作している。また、マイアミ・ヴァイスの90回分の音楽と、イギリスの人気テレビ番組「チャンサー」の20回分の音楽を担当し制作している。 なお、ハマーは自分で作曲した曲で、グラミー賞を数回、受賞している〔Huey, Steve "Jan Hammer Biography ", Allmusic, retrieved 2010-05-04〕。 ==略歴== プラハ出身。10代よりジャズ・ピアノを始める。1968年にソ連によるプラハ侵攻(プラハの春)が起きた事がきっかけとなってアメリカに渡航し、バークリー音楽院に留学した〔ただしシンコー・ミュージック刊『マルチ・キーボードの全貌』によると、1966年(18歳の時)に渡米してバークリー音楽院に学んだとなっている。〕。 1971年、マハヴィシュヌ・オーケストラに参加。脱退後は主にスタジオ・ミュージシャンとして活動する。 1975年、自身初のリーダー・アルバム『万物の創造 (The First Seven Days)』をリリース。さらに1976年にリリースされたジェフ・ベックのアルバム『ワイヤード』及び1977年の『ライヴ・ワイアー』、アル・ディ・メオラの『エレガント・ジプシー』などに参加し、ジャズに加えてフュージョンやロックのファンからも注目されるに至る。1980年には増尾好秋の日本ツアーに帯同、その後も増尾と共演。 1984年にアメリカの人気テレビドラマ『マイアミ・バイス』の音楽を担当。サントラ盤のみならず、シングルカットされたテーマ曲(Miami Vice Theme)もインストゥルメンタルの曲としては異例の〔それ以前は1982年5月に1位となったヴァンゲリスによる炎のランナー (アルバム)のテーマ曲まで遡る。〕ビルボード1位となり〔1985年11月9日付け。Hot 100 number-one hits of 1985 (USA)を参照の事。〕、1986年度のグラミー賞〔Grammy Awards of 1986のBest Instrumental Composition及びBest Pop Instrumental Performanceの2部門。〕も受賞した。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「ヤン・ハマー」の詳細全文を読む 英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Jan Hammer 」があります。 スポンサード リンク
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